2017年1月1日から12月31日の間に岩手医科大学PET・リニアックセンターで F-18 FDG PET-CT検査を受けられた患者様へ

研究活動に関するお知らせとお願い

2017年1月1日から12月31日の間に岩手医科大学PET・リニアックセンターで
F-18 FDG PET-CT検査を受けられた患者様へ

放射線医学講座ではF-18 FDG PET-CT検査での肋椎関節(肋骨と脊椎の間の関節)の異常所見に関する後ろ向き研究を行っています。後ろ向き研究とはすでに行われた検査をさかのぼって評価しなおすものです。

肋骨と胸椎(胸部の脊椎)の間の関節は従来は症状や病態と関連させて考えられることが少なかった関節ですが、時に核医学検査(RIを用いた画像検査)で異常の集積されていることが知られています、これから行おうとする研究はF-18 FDG PET-CT検査においてこの関節への集積の増加の原因を追究する手がかりを得ようとするものです。検討するのにあたって比較を行う対照群は肋椎関節に集積の高くない群になります。

検査自体は過去に行われたPET検査(2017年1月1日から12月31日)で、これから行われるものではありません。目的とする肋椎関節の高集積の分布と付随する所見を検討し、その原因を推測する手がかりをえることに努めます。後ろ向き検査ですので、対象となった患者様の診断結果や治療結果に何ら不利益な影響を及ぼすものではありません。

研究結果はホームページ上で公開し、併せて学会などで発表いたします。集められたデータ(対象となられた方の年齢・性別・画像検査・病歴)は個人情報ですので、適切に保管されたのちに廃棄されます。このため個人情報が漏えいされることはありません。

医学知識の向上のためご協力をお願いいたします。研究に参加したくないとお考えの方は研究対象にはいたしませんので、研究担当者までご連絡を頂きたく存じます。また、その他本研究に関わるご質問も下記の連絡先までご連絡下さい。

020-8505盛岡市内丸19-1
岩手医科大学医学部
放射線医学講座
江原 茂
電話019-651-5111 内線3689
ehara@iwate-med.ac.jp