『頭頸部癌患者に対する放射線治療の歯学的影響とその原因因子を検討する後ろ向き試験』のおしらせ
岩手医科大学附属病院で
2013年(平成25年)1月1日~2017年(平成29年)12月31日の間に
頭頸部領域に放射線治療を受けられた患者さんへお知らせ
課題名:頭頚部がん患者に対する放射線治療の歯学的影響と
その原因因子を検討する後ろ向き試験
当講座では,岩手医科大学医学部倫理委員会の承認を得て, 2013年1月1日~2017年12月31日の間に,頭頸部領域へ放射線治療を受けられ,治療の前後に当院総合歯科にて診療を受けた患者さんについて,放射線療法の歯科的副作用などを検討するための後方視的調査研究を実施します。100 例程度の患者さんが対象になると予測しております。歯科的副作用とは特別な病気を指すのではなく,う歯,歯周病などの一般的な歯科病変のことを考えています。頭頸部に放射線治療を受けた患者さんの間で歯科病変が増えていないか,その病状がどのような転帰をたどっているか,どのような状態の方が特に歯科病変が多かったかなどを検討することを目的としています。研究期間は,倫理委員会承認日から1年間の予定です。
治療介入を伴わない,既存資料のみを用いた後方視的研究であるため,新たに人体試料・情報を採取することはありません。個人が直接同定されうる情報は収集いたしません。
カルテから抽出したデータ等は、研究終了後5年間保存させていただきます。患者さんの同意が得られた場合に限り、新たな研究を行う際の貴重な試料・情報として利用させていただきたいと思います。新たな研究を行う際には本学研究倫理審査専門委員会の承認を得ます。
研究をするために必要な資金をスポンサー(製薬会社等)から提供してもらうことにより,その結果の判断に利害が発生し,結果の判断にひずみが起こりかねない状態を利益相反状態といいます。この研究は放射線腫瘍学科の研究費を用いて行う研究であり,この研究を実施する関係者に,この研究に使われる薬剤等を製造している企業とは特別な関係にありません。
研究に関してご質問のある方や研究への参加を希望されない方は,下記までご一報下さいますようお願い致します。
【問い合わせ先】
担当者:(所属)放射線腫瘍学科 (職名)研究補手(秘書) (氏名) 佐々木 聡子
TEL:019-651-5111(内線 3660),FAX:019-622-1091
E-mail:rad.oncol.imu@gmail.com