最適な治療を行うためには、確かな診断が必要です。臓器別診療が一般的な中、放射線診断は、画像を通して、臓器にとらわれることなく、全身を診て診断を行います。 放射線診断には、X線写真、CT、MRI、血管造影、核医学検査などの画像診断の方法があります。岩手医科大学では、内丸メディカルセンターと矢巾付属病院で、CT 7台(320列CT3台、超高精細CT1台を含む)、MRI 6台(3T 3台、1.5T 3台)、PET-CT1台等をはじめとした最先端の機器をフル稼働しています。

320CT

320列CT

超高精細

超高精細CT

3TMRI

3T MRI

 CT室とMRI室の間には、画像検査を統括するコマンダー室があります。コマンダー室の放射線診断医は、年齢、性別、体重、病状など、個々の患者様に合わせた最適な検査をコメディカルスタッフと協力して提供しています。主治医との情報交換や、検査マネジメント、副作用対応も重要な任務です。

コマンダー
3D

出来上がった画像は、放射線診断医のチェックを経てカルテ上に掲載されます。繊細な再構成が必要な画像も多く、放射線技師と放射線診断医のチームワークが必要となります。

完成した画像を専門のトレーニングを受けた放射線診断医が読影し、読影レポートが発行されます。早急な介入が必要な症例については、臨床医に直接電話連絡をします。

読影室

矢巾付属病院では、十分な読影体制に加え、組織的な放射線被曝管理を行うことによって画像管理加算3を取得しています。

診断後の治療について

的確な診断後、それぞれの症状にあわせた治療をご提案いたします。