田村明生先生がRSNA2020で受賞
田村明生先生がRSNA2020で受賞しました。おめでとうございます!
田村先生から一言
今回受賞した演題「大腸癌肝転移:術前化学療法後の画像所見と病理所見について」は、共同演者でもある獨協医科大学病理診断科 石田和之先生との術前化学療法後の大腸癌肝転移の評価についての共著論文(Correlation between CT morphologic appearance and histologic findings in colorectal liver metastasis after preoperative chemotherapy. Abdom Radiol (NY). 2018 Nov;43(11):2991-3000. doi: 10.1007/s00261-018-1588-y.)を、画像診断的な視点から解説する内容が主軸となっています。分子標的治療薬の登場以降、RECISTに代表される単純なサイズ計測による治療効果判定は限界が知られており、今回サイズ以外に治療効果を反映する所見について呈示をしています。大腸癌肝転移には術前化学療法を反映する組織像が存在し、化学療法のレジメンによってその組織所見は異なります。画像診断的にもそれぞれの組織像に対応した画像所見の変化が様々あり、治療効果の判断に役立てることができると考えています。
今回の発表にご協力いただいた先生方に深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、さらに精進を続けたいと思います。